Woodland Themed Birthday Party - 森の動物たちがテーマのバースデーパーティー
Our dearest son has turned 7!
His choice was “Woodland“ theme
as his dream is to rescue endangered species like hedgehogs and red squirrels.
絶滅危惧種の保護活動家を目指す
7歳の息子が選んだテーマは、森の動物たちでした。
Woodland Themed Birthday Party
この一年ほど、息子の関心事はいつも生き物。「残念な生き物事典」シリーズを愛読し、「ワイルドライフ」や「ダーウィンが来た」を食い入るように見ています。
生き物全般が好きで、特に興味があるのが絶滅危惧種。コアジサシやツシマヤマネコ、リカオンなどの研究者たちの、保護活動の様子をみて強くあこがれているようです。
そんな彼からリクエストされた誕生会のテーマは、イギリスで絶滅が危ぶまれている森の動物たちーハリネズミとキタリスでした。
その二種をメインに、動物たちが楽しく暮らす森をイメージしたバースデーパーティーをご紹介いたします。
Favorite elements from the party dessert table
kids drinks
息子がもっと小さなころから、今も変わらず好きな糖無添加のジュースを3種類用意しました。
DIYしたジュースボックスラッパーとボトルラッパーは、グラフィックデザイナーの方から購入した素材(水彩画タッチの動物たちがすごく素敵!)を活用して、自分でデザインしたものです。
ペットボトルのほうは容量が大きく、ボックス型のジュースと違い一瞬で飲み終わることはなさそう。記名パーツをデザインに組み込んで、各自名前を書き込めるようにしてみました。
ボックス型のほうは、素材をほぼそのまま生かしています。7歳ですから、「Wild One」ではなく「Wild & Seven」ですね!
大人のゲスト用に準備してあったプロセッコやローズ・レモネードは、またの機会を心待ちに。
acorn oreoballs
このちょっとジャンクなフィンガースイーツ、オレオ好きもそうでない方も、ぜひ一度は試してほしい。少ない材料で、簡単に作れるのに、想像以上に美味しい!参考にしたレシピはこちらです。
とてもシンプルなレシピなので、アレンジも色々考えられますね。わたしは自家製のプラリネペースト等で甘さやコクを自分好みに調整したり、トッピングにはローストしたナッツと自家製クッキーのクラストを使ったりしています。
食べる直前までしっかり冷やしたほうが美味しくいただけるので、チョコレートが室温で汗をかいちゃうのは、大目に見てくださいね。
沢山作りすぎちゃったなと思っていたのですが、とても売れ行きが良く安心しました。
hedgehog cheeseball
クリームチーズボールは、アメリカのポットラックパーティーなどでの定番料理です。ファミリーレシピが伝わる家庭も多い、みんな大好きな一品のようです。
今回はハリネズミに見立てましたが、割と成形に自由が利くので、そのうち他のパーティーにも登場できそう。
ちなみに私は食べたのも作ったのも、おそらく今回が初めてだったのですが、スパイシーな配合だとワインのおつまみに最適で、とっても気に入りました!
割と何を入れても美味しいのですが、定番ハーブ類に、オニオンパウダーとパプリカなど旨味や香りに存在感あがるものを少し加えると、単調にならずいつまでもつまめますよ笑。
“Feed The Bear” cuddle cookies
シンプルながら、今回のフィンガースイーツのなかで一番気に入っているくまさんの抱っこクッキー。
後述するパーティーゲームの”Feed The Bear”ともマッチする、いろんなエサをもらったくまさんたちです。
アーモンド、ピーカン、プレッツェル、チョコレート・・・実はこのクッキーに使えるチョコレートを探すのに一苦労しています。
溶けにくいものが多い市販のチョコレートを色々と試して、ようやくドロドロと溶けださないものをいくつか見つけました。
普段チョコレートをあまり食べない我が家の台所は一時板チョコだらけ。甘さ控えめな物以外、基本チョコレート菓子が嫌いな息子からは、文字通りしかめっ面をされつつの試作でした。
そのかいあって、焼きチョコを抱っこしたくまさんは一番人気!次点は形が可愛らしいプレッツェルでした。
trail mix bar
木の実や果物のドライスナックを色々揃えて、トレイルミックスバーを作りたい!
とテーマが決まった当初から考えていたので、キャンピングや散策の雰囲気にぴったりの麻バッグで、食品包装にも使えるものを見つけられてラッキーでした♪
子どもたちにはドライフルーツやローストナッツはうけないかな?と思ったけど、小さなスコップで好きなだけすくうのが楽しかったみたいで、トレイルミックスバー待ちの列ができていました(笑)。
WOODLAND birthday two tier cake
今年は、息子の大好きなものを組み合わせた二段チョコレートケーキ!
上段はレアチーズムース&ラズベリームースの二層、下段は半割苺を沢山はさんだチョコレート生クリームのケーキとなっています。
どちらのケーキも、公式メニューとしてお客様にお出ししていますが、ホールケーキとして組み合わせたのは初めて。
甘いものに目がない方も、私や息子のように好きだけど量は食べられない方にも、最後まで美味しく食べていただけるように、それぞれ調整を加えました。
上段のレアチーズムースはライム多めでさっぱりめに仕上げ、下段のチョコレートは普段よりカカオ含有量多めのものを選んで甘さ控えめにしています。
ブログの最後に経緯を書いていますが、実は、当日の悪天候のため急遽自宅でのキッズゲストのみでの開催となったため、ケーキは大きすぎて半分も食べられないかもなぁ、と思っていました。
みんな他のフィンガースイーツで満たされたおなかだったでしょうに、しっかり1人1カット食べてくれて、嬉しかったな~。色々工夫した甲斐がありました。
ちなみに、もともとは公園で開催するつもりでした。長時間常温にさらされるため、野外パーティーにら基本的にバタークリームのケーキを作っているのですが、今回は私がつきっきりでお世話できます。おかげでリクエスト通りのケーキを作ってあげることができました。移動中はクイーンのように、強力保冷剤のガード達にしっかり守らせていたんです(笑)。
royal icing cookie
今日のパーティーで一番胸を張ってご紹介したいのは、やはりケーキを飾ったアイシングクッキー達です!
ケーキトップを飾るのは、7歳の夢を詰め込んだ大きなジオラマ風アイシングクッキー。
「生物学者になった息子が森の中で動物たちを研究する」という場面をイメージしてデザインしました。
スケッチを見た息子は、「忙しくてもこれだけは絶対に作るよね?」と強く念を押してきたのでした(笑)。
母は夜な夜な、木に葉を茂らせたり、息子にちょっと洒落た探検服を着せたり、ブーツに靴ひもをかけたり、苔むす大地をつくったりと、なかなか骨の折れる作業をなんとかやりぬきました。
緑だけで7色、茶だけで4色つくっているんです。
工程が多く時間もかかりましたが、樹木をアイシングする事がけっこう好きな自分を発見。
自由にぐんぐん背を高くしたり、あちこちへ枝を伸ばしたり、わさわさと葉を茂らせたりするのが、ちょっとトトロになったみたいで楽しかったです(笑)。
できあがったクッキーを、息子は本当に気に入ってくれて、私の喜びもひとしお!
ただし改善点がひとつ。ゲストたちから「髪の色がちがうよ!もっとダークブラウンじゃない?」とのご指摘を受けました(笑)。でも細かいところも見てくれてて、有難い限りです。
もう一方の主役は、ハリネズミとキタリスのアイシングクッキー。
動物のフィギュアやクラフトって、色んな素材で作られていますよね。その中でも、タワシの原材料や、針葉樹の葉脈のようなもので作られたフィギュアをイメージして作りました。
そんな自然素材でできたアートのような、あたたかな雰囲気が出ていたら良いな、という気持ちからできたデザインなのですが、二匹のトゲトゲ具合、ふさふさっぷりに泣かされました。
びっしり毛やハリが生えているほうが絶対に可愛いので、こちらも母の愛の力で乗り切りました。
ケーキを飾ることは出来なかった、ベンチ入りのクッキーたちもあわせて、実は4匹つくっているので、今や植毛名人を自負しています(笑)。
ハリネズミは、柔らかそうな若葉と一緒にプレゼントを抱っこしています。ちょっとあざと可愛いポーズも気に入っています。
小さなプレゼントボックスを持ったキタリスは、冬支度はばっちりね、と人が口を揃えるほどにふっさふさに仕上げてやりました。大きなしっぽが特徴的ですが、森で生き抜く力強さを感じる足や爪にもこだわってみました。
Woodland Themed Party Games
パーティーゲームは、昨年大好評だったポケモンGOバースデーパーティーのスタイルを引き継いでいます。今年も大いに盛り上がりました!簡単に流れをご紹介するとこんな感じ。
「皆で風船割り→割れた風船の中に次のゲーム内容が書かれたカード発見→ゲームに興じる」を繰り返す。最後はピニャータを割ると、中からお菓子にまぎれて最後のカードがでてきてそこには・・・「It's Cake Time!」とあり、皆でバースデーケーキを楽しみます♪
パーティーの流れがゲームに組み込まれているので、司会者をたてなくてもスムーズに進めていける、おすすめのプログラムです。
feed the bear
キッズゲストが2組に分かれて、からだだけを使って頑張って風船を割ってもらいます。でてきた紙の片方はハズレ、片方には「Feed The Bear!」。
お腹がすいて大変不機嫌そうな(且つマヌケな表情になってしまった)熊さんに餌をあげよう!制限時間は30秒で、熊の口に入ったピンポン玉の数を競います。
私が描いたイラストをもとに、父子で作ってもらったのですが、細かな作業がないので息子に任せられる部分もかなり多く、家族みんなで楽しくクラフトもできてなかなか良いゲーム。
ゲームの結果ですが、チームAの少年たちが白熱のあまり、ラインを越えて直接食べさせてしまったので、フェアプレーとはいきませんでした(笑)。
hide & seek in the forest
またも大騒ぎで風船を割ったらば、次は”森のかくれんぼ”?昨年ダントツで人気だった、みんな大好きなパンチゲーム@ウッドランドです!
木の中に何かがかくれてる?ラッキーだったら、かくれんぼ中の動物たちに出会えるよ!というコンセプトです。
木を形作るカップには、動物消しゴムかお菓子が入っています。写真のワニさんもその消しゴムのひとつ。おもちゃみたいだけど、以外にちゃんと消せるんですよ。
自分の番だけ何も取れないと悲しいから、空っぽのカップはなし。
Go Nuts! Piñata
こちらのキッズパーティーでは、エンターテイメントの終盤にピニャータを割ることが多いです。おかげで、これがでてくると、あぁそろそろゲームは終わりだな、と子ども達みんながわかってくれる便利なヤツなのです。
今回のピニャータはドングリ型!特にフタの工作が良くできたなぁと自画自賛だったのすが、これまでのゲームでウォーミングアップばっちりなキッズたちに、写真を撮る隙も無く、あっという間に割られてしまいました。
割れてからもドングリは被り物にされたり、さらに破壊されてしまったりと、容赦のない扱いをうけ、十二分に遊んでもらって役目を終えました(笑)。
沢山のお菓子や色とりどりのポンポンと一緒に出てきたカードを読み上げれば、いよいよ ”It's Cake Time !”
Woodland Party Favor Bags
キッズゲストへのお土産は、フェルトでできた森の動物マスクと、お家で楽しんでもらえるスモアキット。
スモアはBBQの定番スイーツで、北米では(最近は日本でも)有名なお菓子です。キャンプでは、串刺しマシュマロをあぶって焼き目がついたところを、チョコレートと一緒にビスケットでぎゅむっとはさんで食べます。
An Extra Cut…
パーティーゲームまでご紹介したので、とても長いブログになってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
さて、この日、午後はずっと雨の予報でした。普段のロンドンなら時々小雨がさぁっとふって上がるだろうと高をくくり、近くの大きな公園で開催するつもりだったのですが。。。
雨に濡れないようしっかりパッキングして、車にケーキにクッキー、フィンガーフード、ゲームも風船も山のように詰め込んでやってきたのに、雨はだんだん強くなっていきます。強い雨もしのげそうな木を探して回ったのですが、どうしても雨に濡れてしまう・・・
結局公園はあきらめて、開始時間を遅らせ、自宅で開催することになりました。室内ということで密な状態をなるべく避けるために、保護者の方々にはご遠慮いただくことに。
今年のパーティーゲストも、家族ぐるみのお付き合いの方々ばかりのこじんまりした集まりでしたので、私も大人のおしゃべりができずとても残念でしたが、リスクは低いに越したことはありませんものね。
猛烈なスピードで掃除&片付け&スタイリングを行い、なんとか予定通りにキッズゲストたちを出迎えることができました。
小さなフラットの一室ですが、みんな退屈する様子もなく、ゲームに大はしゃぎ。おやつの時間もみんなで円を描いて座り、仲良くパクついています。息子も気の置けない仲間に囲まれて始終ご機嫌でした。
心から楽しそうに過ごす息子を見て、(公園で雨にうたれていたときは、中止することも一瞬頭によぎったのですが)あきらめずに自宅開催に切り替えて本当に良かったなぁとしみじみ。
翌日、大人たちはもれなく筋肉痛に苦しみましたけどね。
Credits
パーティースイーツ( Birthday Cake, Cookies, and Desserts ):CouCou Natsuha
フォトクレジット( Photos ):CouCou Natsuha